超豪華高層ホテル、グレイト・サザ−ンの最上階が一段と高く見えている。北面にはアイルランド銀行がある。この公園は綺麗な花段や芝生がなく狭い、園内の全景がどこからでも一望できる。
グレイト・サザ−ンホテルの入り口周辺だけは、客やボ−イが絶えず出入りしている。タクシーも頻繁に出ている。ホテルの後ろにゴ−ルウエイ駅がある。駅横の道路には長距離バスが2台発車を待っている。ダブリンでは、ベンツなどの高級車はあまり見かけなかった。この街も同様、マ−チ位の「小型車」ばかりである。トヨタやホンダの日本車が多く走っている。手持ちのアイルランド・ポンドがなくなった。トラベラ−ズチェックを現金に交換するために、アイルランド銀行に向かった。公園から信号のない横断歩道を渡り始めた時、ホテル前から車が一台近づいて来た。その車は、こちらから手を挙げることもなく、かなりの距離を取ってゆっくりと止った。ダブリンの中心では信号がかなりあった。しかし、ここゴールウエイは中心地でも、交通信号は少ない。 横断歩道を渡りアイルランド銀行の入り口に来た。歩道から石の階段を「トン、トン」と上がると、開きっぱなしの大きな鉄製のドア−がある。4階建てのどっしりした伝統のある建物だ。廊下の左手に大きなガラスケースがある。その中に「鉢植えの花」が飾られている。入り口近くで、「いらっしゃいませ」とお客を誘導する案内係はいない。列をなして順番を待っている、キャッシュカ−ドコ−ナ−はない。本当に静かで閑静なものだ。銀行の一階は、入り口から奥まで50m程一直線に長い廊下が続いている。天井が特に高く開放感がある。廊下の所々に、大きな鉢植えの涵養植物がきちんと置かれている。通路左側は全て白壁で、大きい絵や飾りものが掛けられている。まるで静かな美術館の中にいるようだ。通路右側に預金や外貨交換などのコ−ナ−が一列に並んでいる。中年の女性職員が多く男性は少ない。トラベラ−チェックの交換は一番奥にある。カウンタ−には「ガラス窓の仕切り」はなく、直ぐ向こうに職員の顔がある。お互いに顔と顔を見ながら話が出来るのが嬉しい。ロンドンの銀行のように、「厳しい鉄格子」の仕切はいっさいない。140イギリスポンドのトラベラ−ズチェックが、133.4アイリッシュポンドのレートである。手数料を1.33ポンド支払った。 |